2016年1月にデビューし弱冠22歳ながら昭和の名曲を中心に1000曲を超える懐メロレパートリーを持つ“平成生まれの昭和育ち”な新人・三丘翔太が11月2日(水)、ファーストライブを東京・J-SQUARE SHINAGAWAにて開催した。
今回のライブは、来場者のリクエストを元にセットリストをその場で決める、といった新人としては異例のライブ構成となった。第1部は、9月21日に発売されたファンのリクエスト上位曲を収録したファーストカヴァーアルバム『翔太のお品書き』より「別れの波止場」「かえり船」「千曲川」など全7曲を披露。
そして第2部はあらかじめ準備された30曲をそれぞれ、居酒屋メニュー風に「艶もの」「股旅」「産地直送」「船もの」他、9つのジャンルでわけ、各ジャンルより客席のリクエストにより“メニュー=曲”をその場で決めるという選曲方式でセットリストが決められた。
あらかじめ配られた30曲が書かれた「お品書き」は、三丘君本人の提案により、直筆で書かれたもの。この日は「長良川艶歌」「箱根八里の半次郎」「小島通いの郵便船」「氷雨」「いつでも夢を」「星影のワルツ~星屑の町(メドレー)」「函館の女」「雪の渡り鳥」「夕焼け雲」といった楽曲が選ばれた。
途中MCでは高校1年生の時に「NHKのど自慢」でチャンピオンになり、同年地元横浜で行われたカラオケ大会に出場した際、審査員だった作曲家・水森英夫先生にスカウトされ師事し本格的にレッスンを受け始めるも、本当にデビューできるのか不安だったと当時の思いや、先日初の海外での仕事でロサンゼルスに行った時の話など、様々なエピソードも飛び出した。
そしてデビューシングルよりカップリングの「天草みれん」とタイトル曲「星影の里」でこの日のステージは幕を閉じ、終演後は出口で”お品書きライブ”用の「ポイントカード」を手渡ししながら来場者をお見送りした。終演後の取材時には「今後、季節ごとにこういうイベントをやれたらいいな~。」と新たな展望も語った。
2016年9月21日 発売
<CD>TECE-3380 ¥2,315(税抜)
【収録曲】
1.お月さん今晩は
2.あの娘が泣いてる波止場
3.かえり船
4.夕焼けとんび
5.小樽のひとよ
6.別れの波止場
7.なみだの操みさお
8.昔の名前で出ています
9.柿の木坂の家
10.夢追い酒
11.千曲川
12.北の漁場