ソニー・ミュージックダイレクトがアナログレコード・プロジェクトの新レーベル「GREAT TRACKS」を設立、第一弾プロダクツをリリースした。
国内のアナログレコードの市場は急激に拡大しており、ビッグアーティストやアイドルもアナログレコードをリリースすることにより購入者層も広がり、「アナログレコード・ブーム」の機運が高まる中、満を持してソニー・ミュージックダイレクトの本格的な市場参入となった。
新レーベル「GREAT TRACKS」は、音楽ジャンルやアーティストごとに製造工程を選択、それぞれのアーティストや作品において「最高クオリティの音」を追求していく、ソニー・ミュージックグループならではのレーベルである。初期においてはカッティング・エンジニアに米ハリウッドで活躍する名匠バーニー・グランドマンを起用、またプレスを同じく西海岸を代表するRainbo Recordsにて行う。
新レーベル第一弾としてピチカート・ファイヴのアルバム『カップルズ』、『ベリッシマ』のリニューアル復刻(小西康陽 監修)、佐藤博の名盤『アウェイクニング』がリリースされている。また第二弾として吉田美奈子の『TOWN / 恋は流星』を10月1日にリリース。こちらは吉田美奈子選曲による夢のカップリングとなるが、マスタリングを吉田の実兄でありオリジナル・レコーディング・エンジニアでもある吉田保が担当。カッティングをバーニー・グランドマンが行った。その後も佐野元春の’80年代アルバム作品のアナログレコード復刻を控えている。今後も続々とリリースが予定されているということなので、どんな作品がリリースされるのか注目される。