あさみちゆきが11月26日(土)<あさみのうた2016>を渋谷・文化総合センター大和田さくらホールにて開催した。“井の頭公園の歌姫”として、ギターを抱え井の頭公園でストリートライブを重ね2016年の11月23日で15年目という、節目を迎えた彼女。この日はデビューシングル『紙ふうせん』から、最新シングル『かすみ草エレジー』など、数々のオリジナル曲に加え演歌のカヴァーなど全18曲を披露した。
第1部、オープニングは、コンサートのステージで披露するのは2度目となるエレキギターを携えて「ないない女の数え歌」からスタート。ゲストMCとして歌謡ショーではおなじみの名司会者・青空キュートをステージに呼び込むと、「一度共演させていただき、自分のコンサートでもMCをしてもらうのが夢だった」と語り、デビュー曲「紙ふうせん」を青空キュート氏のイントロナレーション付きで披露した。
休憩を挟み、第2部はファンにも人気の高い「夜桜蝶々」でスタート。ここで、あさみ自身が愛してやまないという演歌の名曲の数々を、再び青空キュート氏を迎え、イントロナレーションを挟みつつ「千恵っこよされ」「人生いろいろ」「兄弟船」「望郷じょんから」と幅広くカヴァー。普段なかなか聴けないレパートリーに客席からも拍手喝采が上る。そしてキュートからのリクエストで新曲「かすみ草エレジー」にも前説が添えられた。
エンディングでは、あさみがギターを持ち、バンドから弾き語りスタイルへ。井の頭公園のストリートライブも今年で15年目という節目を迎え、デビュー当時の事を振り返り「あの頃は不安な事もたくさんありましたけど、当時の私にこう言ってあげたいです。“今が一番好きだよ”って。」と、そのキャリアに裏打ちされた、アーティスト・あさみちゆきの姿があった。そして「私がいつも言っている言葉に“いつも青春”という言葉があります。年配のファンの方にもちゆきちゃんを応援している時は自分も青春なんだよと嬉しい言葉をいただいたりします。これからもずっと歌っていきたいですし、皆さんもずっと青春でいましょう。」と微笑みながら「青春の忘れ物」「青春のたまり場」を続けて弾き語り、最後は「娘から愛をこめて」で締めくくった。まるで集まったお客さんと親子のようなあたたかい空気で本編は終了した。
アンコールでは彼女のヒット曲でもあり代表曲の「新橋二丁目七番地」を披露。改めてバンドとキュートを呼び込んで深々と何度もお辞儀をして、この日のステージは幕を閉じた。
2016年03月16日発売
CD:TECA-13669 ¥1,204+税
カセット:TESA-13669 ¥1,204+税
DVD付CD:TECA-15673 ¥1,389+税
<収録曲>
1.かすみ草エレジー
2.あの日のままのカレンダー
3.かすみ草エレジー(オリジナル・カラオケ)
4.あの日のままのカレンダー(オリジナル・カラオケ)
・「かすみ草エレジー」ミュージックビデオ
・特典映像
・メイキング映像